温泉大国である日本には、土地の気候や地形、歴史や文化などにより多様性に満ちた温泉地が全国各地に存在します。四季折々の景観の中で、その土地の魅力を存分に味わうのはもちろん、道中のドライブも旅のだいご味。このページでは有名な温泉やその人気のポイントを、アクセスやドライブ情報とともに紹介していきます。
…倶多楽(クッタラ)湖を一望できる道道350線
十勝川温泉
…北海道を東西に繋ぐ北海道横断自動車道
銀山温泉
…美しい自然が広がる国道347号線
…雪景色広がる国道292号線
伊香保温泉
…絶景やメロディーラインが楽しめる伊香保榛名道路
箱根温泉
…情緒溢れる景色が流れる国道1号線
…海岸沿いに伸びる熱海ビーチライン
伊東温泉
…絶景が広がるドライブコース国道135号
下呂温泉
…山間ドライブを満喫できる国道41号線
…積雪などの影響を受けにくい北近畿豊岡自動車道
有馬温泉
…六甲の大自然を肌で感じる芦有ドライブウェイ
道後温泉
…瀬戸内海の島々を繋ぐ西瀬戸自動車道(瀬戸内海しまなみ海道)
…観光スポットを横目に快適に走れる国道10号
由布院温泉
…山々の風景や温泉街がノスタルジックな雰囲気を醸し出す国道210号
黒川温泉
…阿蘇の自然を満喫できる国道442号線
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北海道・東北地方のおすすめ温泉 ・登別温泉
・十勝川温泉
・銀山温泉⇒北海道の交通情報をみてみる
⇒東北地方の交通情報をみてみる登別温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・登別室蘭IC【道央道(室蘭)】
・登別東IC【道央道(室蘭)】見所ポイント ・九つの泉質
・登別地獄谷
・雄大な自然駐車場 ・地獄谷温泉駐車場(第一駐車場76台・第三駐車場78台)
・大湯沼温泉駐車場(39台)
※当日に限り地獄谷駐車場及び大湯沼駐車場を1回ずつ利用可能周辺道路情報 渋滞情報:(道道350号線)11月下旬~4月下旬は冬季閉鎖 登別温泉は自然湧出量1日1万t、源泉温度45~90℃の高温で、9つもの泉質を持つ豊かな温泉が湧き続けています。
「登別地獄谷」は日和山の噴火によりできた爆裂火口跡であり、登別の代表的な景勝地です。そのぶくぶくと煮えたぎる光景から、「鬼の棲む地獄」の由来とも言われています。
地獄谷周辺に現存する原生林は1924年、国の天然記念物に指定され、約60種類の樹木や約110種類の草木が保存されています。そんな地獄谷周辺ではナナカマドやヤマウルシなどの紅葉を見ながら散策、足湯など、季節の景色を味わうこともできます。
他にも温泉街周辺には「のぼりべつクマ牧場」「登別マリンパークニクス」「登別伊達時代村」「ウポポイ(民族共生象徴空間)」など、様々なテーマパークや、歴史に触れることのできる施設もあり、充実した旅行を楽しめるでしょう。
倶多楽(クッタラ)湖を一望できる道道350線
倶多楽湖は、摩周湖に次ぎ、日本で2番目の透明度を誇る周囲約8kmのカルデラ湖です。流入、流出する川が無く、環境省の公共用水域水質測定では湖沼部門で1位となっています。
そして倶多楽湖の湖畔沿いを走るのが、北海道道350号倶多楽湖公園線です。
道路沿いにある倶多楽湖畔では間近で湖を見ることができ、扇型展望台からはその全景を一望できます。
登別東IC、登別温泉街から倶多楽湖湖畔駐車場まではおよそ10分程度。森林に囲まれた神秘的な湖を目指し、ドライブしてみてはいかがでしょうか。
十勝川温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・音更帯広IC【道東道】見所ポイント ・モールの湯
・アウトドア
・北海道ならではの景観駐車場 十勝が丘展望台駐車場(10台) 周辺道路情報 降雪状況によっては通行止めになることあり 十勝川温泉は「モールの湯」という植物成分が豊富な温泉が湧き出ることで知られています。十勝平野が内湾だった数百年前、周辺には葦(あし)などが自生する湿原がありました。それらの植物が長い 時間をかけて亜炭層(泥炭が変化したもの)となり、そこを通って湧き出る温泉が「モール温泉」と呼ばれます。
モールとはドイツ語で、湿原(泥炭地)を意味します。腐植物を含んだアルカリ性のモール温泉には植物成分はもちろん、天然保湿成分が豊富で、「天然の化粧水」とも呼ばれることも。
帯広など(平野部)では地下1000m以上から湧出する温泉の泉温が50℃前後なのに対し、十勝川温泉では地下500〜700mから湧出する温泉の泉温が55~60℃と高温であることも特徴です。極寒の地であっても、十勝川温泉なら身体を芯から温めてくれるでしょう。
また雄大な自然を舞台にアウトドアができる「十勝ネイチャーセンター」、四季折々の景色を楽しめる「十勝が丘公園・展望台」「鈴蘭公園」「白樺並木」「十勝牧場」他、充実したスポットの数々は十勝川温泉の旅を彩ります。
北海道を東西に繋ぐ北海道横断自動車道
北海道横断自動車道は、黒松内町を起点として、小樽市、札幌市、夕張市、清水町、本別町を経由し、根室市・網走市へと至る高速自動車国道です。延長約694kmであり、現在も延長・整備が続いています。
北海道横断自動車道は大きく、根室線と網走線に分かれます。網走線は札幌、帯広、北見を経由し網走市へと至り、根室線は札幌、帯広、釧路を経由し根室へと至るルートです。
北海道横断道路の一部である道央道・道東道ですが、数々のスキー場や自然公園、展望台などの自然を満喫できる観光スポットが点在しています。
広大な土地を横断し、各地の魅力に触れることのできる重要な道路なため、広大な大地を思う存分ドライブできるのも、北海道横断自動車道の魅力の一つといえます。
銀山温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・古川IC【東北道】
・山形北IC【山形道】
・仙台宮城IC【東北道】見所ポイント ・歴史ある街並み
・四季折々の景観
・自然・銀鉱洞散策駐車場 ・共同駐車場(約20台)
・大正ろまん館前(約100台)周辺道路情報 渋滞情報:冬季の通行止め有(国道347号線)
村山市からの県道29号線(背あぶり峠)は通行不可銀山温泉の魅力は、まずはなんといっても大正末期から昭和初期にかけて作られた、風情ある街並みにあるでしょう。映画やドラマのロケ地としても有名で、成瀬巳喜男監督の「乱れる」や、NHK連続ドラマ「おしん」などの名作がここで誕生しています。
かつて大銀山として栄えた延沢銀山は、江戸時代から温泉地として有名でした。銀山川を挟んだ両岸に洋風木造多層の旅館が立ち並び、川沿いには「和楽足湯」という共同の足湯もあります。当時から変わらぬ川や町並みを眺めながら、足湯や食べ歩きなどを堪能しましょう。
桜はもちろん、渓流や滝、秋の紅葉、ガス灯が燈る幻想的な雪景色は圧巻です。
銀山温泉の泉質は塩化物・硫酸塩温泉で、その効能は切り傷や慢性皮膚病、虚弱、動脈硬化など幅広く、飲用では慢性消化器疾患や慢性便秘、糖尿や痛風などへの効果が期待されます。
観光についても自然や銀鉱洞を散策できるコースが整備されていたり、花笠踊りを楽しめたりと、魅力の尽きない温泉街です。
美しい自然が広がる国道347号線
山形県寒河江市を起点とし、宮城県大崎市を終点とする延長約90.1㎞の主要幹線道路です。
そんな山岳・田園地帯を走る国道347号線は、宮城・山形の魅力が詰まっています。
県境の舟形山から始まる鳴瀬川は日本最長の山脈である奥羽山系の山水を集め、石巻湾から太平洋へと流れる一級河川です。そんな鳴瀬川に沿って進むため、美しい渓流とともにドライブができるでしょう。また山々に囲まれた景色と、秋の紅葉は一見の価値がある絶景です。
中でも、奥羽山脈を横断する鍋越峠はよく知られています。鍋越峠は、山形県尾花沢市と宮城県加美郡加美町を結ぶ峠です。鍋越峠に通ずる旧国道沿いにある宝来牧場も人気のスポットの一つであり、広大な牧草地から月山など山形県側の山々が見渡せます。
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関東地方のおすすめ温泉 ・草津温泉
・伊香保温泉
・箱根温泉草津温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・渋川伊香保IC【関越道】
・碓氷軽井沢IC【上信越道】
・藤岡JCT【上信越道】
・上田菅平IC【上信越道】見所ポイント ・強酸性の高温泉
・時間湯・湯もみ
・高原気候駐車場 ・湯畑観光駐車場(180台)
・西の河原公園駐車場(150台)
・天狗山第1駐車場(300台) ※夜間閉鎖有り
・天狗山第2駐車場(80台) ※夏季閉鎖期間有り
など周辺道路情報 冬季閉鎖区間有り。
(国道292号 志賀草津高原ルート)
冬季は路面凍結が多いため、滑り止めが必要
「お医者様でも草津の湯でも恋の病は治せない」、そんなフレーズが有名な草津温泉は、下呂温泉、有馬温泉にならぶ日本三名泉の一つです。恋の病以外はなんでも治せると言われる草津の湯は日本有数の強酸性で高温のため、殺菌や温浴効果に優れています。さらにその莫大な自然湧出量も、日本を代表する温泉地たるゆえんです。
草津といえば「時間湯」という独特な入浴方法と、それに合わせた「湯もみ」が有名です。熱い湯を薄めずに冷まし、さらに準備運動としても効果のある理にかなった入浴文化は、唄とともに受け継がれてきました。日本古代から湧き続ける草津温泉の長い歴史と、それによって作られた伝統が今日の人々の健康と行楽を支えているのです。
雪景色広がる国道292号線
群馬県吾妻郡長野原町から新潟県上越市に至る一般国道です。中でも有名な「志賀草津高原ルート」は群馬県草津町と長野県山ノ内町を結ぶ山岳ルートであり、白根山や横手山など2,000m級の山々を越えてゆきます。そして県境にある「渋峠」は日本国道最高地点であり、「標高2,172m」の石碑は絶好の撮影ポイントでもあります。
北アルプス、関東平野一望の大パノラマと眼下に広がる草津温泉街や芳ヶ平湿原、湖や沼、森林は圧巻です。春〜秋がシーズンですが、雪景色もまた格別です。
沿線には温泉などの観光地も点在しているため、ドライブの合間に楽しむスポットも豊富です。
伊香保温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・駒寄PAスマートIC【関越道】
・渋川伊香保IC【関越道】
・赤城IC【関越道】見所ポイント ・黄金の湯
・石段の街
・四季の自然駐車場 ・徳冨蘆花記念文学館駐車場(大型バス5台・普通車70台)
・ハワイ王国公使別邸前駐車場(4台)
・物聞駐車場(62台)
など周辺道路情報 渋滞情報:周辺道路は冬季の積雪有り。スタッドレスまたはチェーンの携行が必要。 400年の歴史を持つ伊香保温泉は、お湯はもちろん、四季折々の自然や風情ある石段、寺社仏閣や日本三大うどんである水沢うどんなど、見どころ、食べどころ満載です。江戸時代は十六番札所として有名で、湯治もかねた巡礼者が多く訪れる人気の温泉地でした。
伊香保温泉には昔からの「黄金の湯」と、近年湧出されるようになった「白銀の湯」の2種類があります。「黄金の湯」は硫酸塩泉で元は無色透明ですが、空気に触れると茶褐色になります。末梢循環障害、切り傷、胃腸機能低下、自律神経不安症など幅広い効能があるとされており、昔から「子宝の湯」と呼ばれ、不妊治療にも効果が期待されていました。一方の「白銀の湯」は無色透明で、高齢者や、病後の方に向いているとされている温泉です。
また谷川・武尊・赤城の山々を一望できる公園や展望台、関東屈指の紅葉スポット河鹿橋、落差約60mの船尾滝では、色とりどりの景観を味わうこともできます。365日賑わって欲しいという石段に込めたメッセージの通り、一年を通して楽しめる伊香保温泉は訪れる人々を魅了し続けているのです。
絶景やメロディーラインが楽しめる伊香保榛名道路
榛名山は別名「榛名富士」と呼ばれ、赤城山、妙義山と並ぶ上毛三山の一つ。そこを走る道路が伊香保榛名道路です。渋川市街地から伊香保温泉を通り、榛名山・榛名湖へと向かう途中にある連続するヘアピンカーブは漫画の舞台としても有名です。
そんなヘアピンカーブを抜け標高を上げていくと、「榛名湖メロディーライン」が現れます。280mに渡り、スイス民謡である「静かな湖畔」が流れる様子は旅を和ませてくれると評判。このように爽快なドライブを楽しめる伊香保榛名道路ですが、長峰公園、高根展望台、山上のカルデラ平原など絶景を堪能できるスポットも数多く存在します。ドライブ好きの方であれば、ぜひおすすめしたいドライブルートの一つです。
箱根温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・御殿場IC【東名】
・沼津IC【東名】見所ポイント ・風情ある温泉街
・箱根七湯
・自然と美術館駐車場 ・湯本観光駐車場 (西)(15台)
・湯本観光駐車場(東)(17台)
・箱根仲町駐車場(16台)
など周辺道路情報 渋滞情報:一部周辺地域で積雪による影響有り 箱根温泉は箱根山の麓から中腹まで大小17の温泉地が集結した、日本有数の一大温泉街です。五街道の一つである東海道に沿った温泉街として古くから栄えており、歴史ある建築物や寺社仏閣、旧街道などが数多く残されています。
江戸時代では湯本・塔之沢・堂ヶ嶋・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯が「箱根七湯」と呼ばれており、現在ではさらに増えて「十七湯」がメジャーな温泉スポットになっています。多数のエリアに分かれているため、何回来ても違った楽しみ方ができるのも特徴です。
その中でも中心的存在なのが箱根最古の温泉郷、湯本です。交通機関も集結しており、箱根の玄関口とも言える場所です。
首都圏から少し足を伸ばせば味わえる、多彩な魅力ある温泉郷「箱根」。道中のドライブも楽しみながら、身体と心を癒す旅をしてみませんか。
情緒溢れる景色が流れる国道1号線
国道1号線は、東京都中央区日本橋と大阪市を結ぶ延長750kmの主要幹線道路です。
江戸時代、日本橋を起点に作られた「五街道」の一つである東海道は、幕府のある江戸と天皇のいる京都を結ぶ重要な街道でした。国道1号線はその東海道を原型としており、横浜市以西はほぼ旧東海道と同じルートとなっています。
歴史ある街道であるため、旧大隈重信邸や、名門・富士屋ホテルなどの歴史的観光スポットがいくつもあります。
箱根温泉周辺でもそれは変わりません。国道1号最高地点(874m)を下った先の箱根神社大鳥居、芦ノ湖から見える富士、芦ノ湖畔沿いの東海道並木道には樹齢300年余の杉並木が立ち並びます。
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中部地方のおすすめ温泉 ・熱海温泉
・伊東温泉
・下呂温泉熱海温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・石橋IC【西湘BP石橋ランプ部】
・沼津IC【東名】見所ポイント ・昔ながらの温泉街
・美肌の湯
・相模湾と海鮮駐車場 ・東駐車場(大型車10台・普通車320台)
・第1親水公園駐車場(50台)
・和田浜駐車場(125台)
など周辺道路情報 台風や積雪時など雨天によって通行規制の可能性有り 伊豆半島の付け根に位置する熱海温泉は徳川幕府初代将軍・家康公をはじめとする、数多くの要人たちに愛されてきた温泉地としても有名で、昔ながらの温泉街特有のレトロな雰囲気が漂います。
1500年の歴史をもつ日本三大温泉の一つであり、塩化物線、硫酸塩泉が9割を締め、一日の総湧出量はなんと約2.4000t。保湿効果に優れ、神経痛や冷え性、慢性婦人病や慢性皮膚病にも効能があるとされています。弱アルカリ性のため美肌効果、最近では痩身効果も期待され、健康・美容ともに人気のある温泉です。
四つに区別される温泉地には「熱海温泉」「伊豆湯河原温泉」「伊豆山温泉」「南熱海網代温泉」があり、それぞれに個性ある温泉が楽しめます。
また海に面した温泉地ならではの海鮮を初めとした様々なグルメも熱海温泉の欠かせない魅力です。相模湾や駿河湾で漁れた鮮度抜群の地魚を味わい、熱海を満喫しましょう。
海岸沿いに伸びる熱海ビーチライン
湯河原から熱海までの相模灘沿いを走る、全長6.1kmの有料道路がいわゆる「ビーチライン」です。海岸線ぎりぎりを走るこの道路では、ひらけた広い海を眺めながらの爽快なドライブができます。ほぼ全線で見ることができる朝焼けの海、日中の光り輝く青い海は壮観の一言。
また並行して走る国道135号線は坂道やカーブが多く、なだらかな道が続くビーチラインの走りやすさに驚く方も多いようです。沿線には神社や、日本三代古泉である「走り湯」、干物屋や海鮮が食べられるお店もあり、熱海温泉への道中をより楽しませてくれるドライブルートです。
伊東温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・厚木IC【東名】
・沼津IC【東名】見所ポイント ・海と山の幸
・地元に溶け込む共同浴場
・名旅館「東海館」駐車場 ・伊東市伊東駅前駐車場(65台)
・伊東市なぎさ観光駐車場(103台)
・伊東市大川橋駐車場(58台)
・伊東市門脇駐車場(126台)周辺道路情報 台風や土石流、積雪時など通行止めの可能性有り 伊東は天城山系と相模湾に挟まれ、海の幸と山の幸に恵まれた温泉地です。海鮮はもちろん、みかんやわさび、椎茸などの山菜も楽しめます。桜や椿、つつじ園などで季節の花々、大室山や小室山の展望台から望む富士山、相模湾、房総半島や伊豆七島、天城連山の大パノラマも、伊東ならではの眺望です。
伊東温泉最古と言われる「和田寿老人の湯」は徳川将軍家の献上湯としても有名で、多くの文化人に愛されてきました。この他にも昭和初期の建築美を体感できる「東海館」など文化的なスポットも多く存在します。
湧出量は毎分約32.000リットル。750本以上とも言われる源泉は静岡でも一番の総湯量を誇ります。単純泉、弱食塩泉の泉質で病後の回復や保温効果、血行促進に効能があります。
絶景が広がるドライブコース国道135号
国道135号線は、神奈川県小田原から湯河原、熱海、伊東を通り静岡県下田へと続く国道です。主に伊豆半島の東側を走り、国道沿いには観光スポットや道の駅、オーシャンビューを売りにする宿も多いのが特徴です。
温泉やクルージングも楽しめる「伊東マリンタウン」、地元の金目鯛が美味しい「開国下田みなと」、真っ青の海とそこにそびえる断崖絶壁の「城ヶ崎海岸」など一度は行きたいスポットも盛り沢山。都内からの日帰り旅行にも、おすすめのドライブルートと言えるでしょう。
下呂温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・富加関IC【東海環状道路】
・中津川IC【中央道】
・松本IC【長野道】
・高山IC【中部縦貫道(高山)】
・小牧IC【東名】見所ポイント ・水質の良さ
・里山と温泉街
・下呂温泉合掌村駐車場 ・市営下呂温泉駐車場(59台)
・中央駐車場(22台)
・薬師駐車場(50台)
・合掌村駐車場(92台)
など周辺道路情報 豪雨時など通行止めの可能性有り 岐阜県の中等部に位置する下呂温泉は、飛騨川の流域に湧く日本三名泉の一つです。山々に囲まれた温泉街の中心には飛騨川が流れており、その里山に溶け込む温泉街の景色は下呂温泉特有の風情を醸し出しています。
平安時代に発見されたとされる下呂温泉はアルカリ性単純温泉で、リウマチや病後、疲労回復に効能があり、滑らかな肌触りで健康と美容に良いと評判です。
良質な水が豊富な下呂には中山七里、横谷峡、巌立峡、などの渓谷が存在します。美しい山と奇岩、秋の紅葉や鮎釣りのメッカとしても知られ、オオサンショウウオが生息する清流を四季折々の景観とともに味わえます。
また国指定重要文化財でもある「旧大戸家住宅」など、合掌造りの家屋を移築した「下呂温泉合掌村」も一見の価値あり。今度の週末は里山の情緒を感じることのできる下呂温泉へドライブしてみてはいかがでしょうか?
山間ドライブを満喫できる国道41号線
愛知県名古屋市から富山県富山市を結ぶ国道41号線は、太平洋から日本海までを横断する延長約250kmの国道で、通称ヨンイチと呼ばれます。いくつかの呼ばれ方がありますが、越中から飛騨に生活物資を運ぶ街道であった江戸時代、高級なブリを輸送していたことに由来する「ブリ街道」の名称も有名です。
また、国道41号線で見逃せないのが「飛水峡」の絶景です。岐阜県七宗町の橋の上から見える、荒々しい岩の間を流れるエメラルド色の急流は、一見の価値あり。また自然が作り出した「甌穴(ポットホール)」のある景色は国の天然記念物にも指定されています。他にも飛水峡ロックガーデンなど、国道沿いから見える雄大な景色の数々は、非日常的なドライブの旅を演出してくれるはずです。
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近畿地方・四国地方のおすすめ温泉 ・城崎温泉
・有馬温泉
・道後温泉城崎温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・日高神鍋高原IC【北近畿豊岡道】見所ポイント ・文芸のまち
・浴衣で湯めぐり
・山と海岸駐車場 ・タイムズJR城崎温泉駅前(11台)
・さとの湯 町営駐車場(50台)
・城崎木屋町駐車場(50台)
など周辺道路情報 冬期は積雪により高速道路や国道が通行止めになる場合あり 兵庫県北部の日本海に面した城崎温泉は、まさに文芸と温泉の街です。奈良時代から受け継がれてきた保養地としての城崎は、平安時代より歌に詠まれ、文豪・志賀直哉をはじめとする多くの文化人から愛されてきました。現在も城崎を舞台に様々な作家たちの作品が生み出されています。
また城崎温泉といえば「外湯めぐり」が有名です。滞在する旅館だけでなく、他の旅館や施設の温泉にも足を運ぶのが城崎流。情緒ある温泉街を浴衣と下駄で練り歩き、7つある外湯をハシゴするのは城崎温泉ならではのだいご味です。
積雪などの影響を受けにくい北近畿豊岡自動車道
国道483号線(北近畿豊岡自動車道)は、豊岡市から丹羽市までを繋ぐ高規格幹線道路です。台風での冠水や積雪などの災害対策に努めており、災害時の代替路としても地域を支える重要な道路です。
積雪などの影響を受けない秘密は無散水融雪設備にあります。一年中温度がほぼ一定な地中の熱で水を温め、道路の下にその水を流すことで融雪、または下水の熱を利用して雪を融かすなど、雪国ならではの工夫が凝らされています。
地域の気候と安全を考慮した整備がされている北近畿豊岡自動車道では多くのスキー客でにぎわっており、人気の道の駅「但馬のまほろば」では岩津ねぎなどの特産品を楽しむこともできます。
有馬温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・西宮山口南IC【7号北神戸線】
・有馬口IC【7号北神戸線】
・西宮北IC【中国道】見所ポイント ・名湯「金泉・銀泉」
・秀吉と有馬温泉
・街の趣と四季の景観駐車場 ・有馬温泉駐車場(37台)
・ロープウェー駐車場(40台)
・池之坊有料駐車場(108台)
・有馬里駐車場
その他市営の駐車場有り周辺道路情報 渋滞情報:有明温泉中心部は道幅が狭く、車での通行が困難な箇所有り。 有馬温泉は兵庫県神戸に位置する日本の最古泉であり、「日本三古泉」「日本三名泉」に選ばれている名湯です。鉄分や塩分を多く含む赤褐色の「金泉」、炭酸やラジウムを多く含む無色透明な「銀泉」の2つに分けられます。
温泉街の賑わいを見せる細い坂道「有馬本街道」では、伝統工芸や名産品店の木造建築が軒を連ね、買い物や食べ歩きを楽しむことができます。
また秀吉が愛し「日暮らしの庭」とも称される瑞宝寺跡の瑞宝寺公園、ねねの別邸であった念仏寺、有馬天神社と約100度の湯が湧き出す境内の天神泉源など、歴史あるスポットも多数。六甲有馬ロープウェーから一望できる温泉街、六甲山の桜、新緑、樹氷など雄大な景色も有馬の魅力の一つです。
六甲の大自然を肌で感じる芦有ドライブウェイ
芦有ドライブウェイは、芦屋市街地と有馬への10km間を結ぶ有料道路で、六甲の自然を存分に味わえる人気のドライブルートです。
六甲の桜や新緑、紫陽花や紅葉、雪景色など、どのシーズンを切り取っても美しい景色はもちろん、特に人気なのが標高645mに位置する「東六甲展望台」です。大阪平野から大阪湾、神戸港までを一望できる大パノラマが広がる絶景スポットは「夜景100選」「日本夜景遺産」に登録されるほどで、ドライブの際にはぜひ立ち寄ってみたいポイントです。また赤松林が広がる「奥池あそびの広場」、有馬温泉から三田市方面を一望できる「有馬展望台」など、六甲の自然を満喫できる絶景ポイントが点在するのも、芦有ドライブウェイの特徴です。
道後温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・坂出JCT【瀬戸中央道】見所ポイント ・日本三大古湯
・絢爛な建築
・魅力の詰まったコンパクトな街駐車場 ・道後温泉駐車場(100台)
・道後温泉祝谷東町駐車場(43台)
・道後温泉観光臨時駐車場(60台)
・道後温泉本館東側広場 身体障がい者等専用駐車場(2台)
・道後温泉 椿の湯 身体障がい者等専用駐車場(1台)周辺道路情報 一部交通量が多く通行に注意が必要なエリアあり 有馬、白浜温泉と並ぶ日本三大古湯である「道後温泉」。日本書紀や源氏物語にも登場し、小彦名命や聖徳太子などにもゆかりのある歴史ある温泉です。また、夏目漱石が愛した温泉でもあり、小説「坊ちゃん」に登場する団子は「坊ちゃん団子」として道後温泉名物になっています。
古くから愛され続ける道後温泉ですが、風情ある景観や雰囲気も魅力的です。国の重要文化財である本館は明治27年に建造された木造三層楼。屋上の振鷺閣にある赤いギヤマンガラスは夜の街に異彩を放ちます。また朝昼晩と響き渡る刻太鼓は「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。
瀬戸内海の島々を繋ぐ西瀬戸自動車道(瀬戸内海しまなみ海道)
広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶ延長60kmの自動車道が西瀬戸自動車道、通称瀬戸内海しまなみ海道です。瀬戸内海にある芸予諸島が橋で結ばれており、沿線の島々を渡る際には瀬戸内海の絶景を眼下に望むことができます。
また桜やつつじ、紅葉など四季折々の花を楽しめるスポットが豊富なのも見逃せません。季節に応じてその姿を変えるのも、瀬戸内海しまなみ海道のだいご味と言えるでしょう。
道中にある6つの有人島では道の駅「伯方S・Cパーク」や「村上海賊の娘」の舞台「能島城跡」、「亀老山展望公園」のパノラマ展望台ブリッジなど、個性豊かな観光スポットが目白押し。国内屈指のドライブコースとして知られるしまなみ海道をぜひ一度ドライブしてみてください。
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九州地方のおすすめ温泉 ・別府温泉
・由布院温泉
・黒川温泉別府温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・別府IC【東九州道】見所ポイント ・別府八湯
・別府の湯けむり
・地獄めぐり駐車場 ・北浜海岸駐車場(42台)
・別府市的ヶ浜駐車場(大型車2台・普通車58台)
・別府公園駐車場(北:約100台 東:360台)周辺道路情報 時間帯によって渋滞が発生することあり 大分県東海岸の中央部に位置する別府温泉は源泉数、湧出量ともに日本一であり、「泉都」と称されるほどの一大温泉地です。市内8か所に分けられたエリアを総称して「別府八湯」と呼び、全十一種類ある泉質のうち、十種類が揃う別府八湯ではほぼ全ての温泉を堪能することができます。エリアそれぞれに見所が豊富なため、多彩な楽しみ方ができるのも別府温泉の特徴です。
別府のシンボルといえば、温泉街からもくもくと立ち上るおびただしい数の「湯けむり」でしょう。中でも別府八湯の一つである鉄輪温泉の圧倒的な湯けむりは、別府を代表する景観です。「湯けむり展望台」からは温泉街や雄大な山々を一望でき、夜の街に立ち昇る湯けむりの群像は「日本夜景遺産」にも認定されています。
また別府温泉を語る上で欠かせないのが、1000年以上も前から続く噴気・熱泥・熱湯の噴出を見ることのできる「地獄めぐり」です。七つの「地獄」はそれぞれに泉質や色が異なり、まさに地獄のような景観を間近で体感できる人気の観光スポットです。
これ以外にも別府ロープウェーや水族館、自然動物園など、家族で行っても楽しめる施設も満載。老若男女を問わず楽しむことのできる温泉地と言えるでしょう。
観光スポットを横目に快適に走れる国道10号
国道10号は北九州市を起点とし、大分市や宮崎市を経て鹿児島市に至る、延長約450kmの重要な幹線道路です。大分駅から別府温泉へ行く際は、海岸線を走るこの国道10号を使いうのが一般的です。
海に沿って広がる「かんたん港園」、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」、野生の猿を間近で見ることができる「高崎山自然動物公園」、別府スパビーチなど、12kmの中にいくつもの観光スポットが点在しています。美しい別府湾と賑やかな観光地に挟まれながらのドライブをぜひ楽しんでみてください。
由布院温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・湯布院IC【大分道】見所ポイント ・日本三大薬湯
・由布院の朝霧
・繊細で優美な自然駐車場 公営の注駐車場無し。私営駐車場が複数有り。 周辺道路情報 冬季は山間部を中心に積雪による通行止めの可能性有り。滑り止めの携行必須 大分県中央部、湯布院温泉郷にある地域の中でも「由布院温泉」「湯平温泉」「塚原温泉」は代表的な温泉地です。とりわけ由布岳をシンボルとする由布院温泉は山々に囲まれた盆地内にあり、湧出量、源泉数ともに全国第2位を誇ります。同じく国民保養温泉地に選ばれた湯平温泉は、古くから胃腸病に効くとされ湯治場として栄えてきました。また、鉄イオン含有量、酸性度とアルミニウムイオン含有量全国トップクラスの塚原温泉は、皮膚病に特効のある日本三大薬湯の一つです。
その良質な泉質はもちろん、由布岳をはじめとする雄大な山々や、清水と温泉の湧く美しい「金鱗湖」、見渡す限りの丘陵地帯が広がる「塚原高原」、由布院盆地を一望できる展望台「狭霧台」など、雄大な景色を楽しめるスポットが多いのも特徴の一つ。
中でも代表的な見どころは由布院の朝霧です。秋から冬にかけて、冷気が流れ込んでくる季節の早朝、白く濃い霧が盆地一帯を満たす幻想的な光景は多くの方を魅了してきました。素朴で美しい自然の中にある由布院で、温泉や山菜など、山の幸を存分に味わいましょう。
山々の風景や温泉街がノスタルジックな雰囲気を醸し出す国道210号
国道210号は、福岡県久留米市から大分県大分市に至る、延長約136kmの一般国道です。
由布岳、鶴見岳をぐるりと囲むように湯平、庄内、の温泉郷を通り、大分へと至ります。
湯布院ICのすぐそば、由布院温泉の玄関口と呼ばれる「道の駅 ゆふいん」では、地元ならではの食材を楽しめる食事処、多くの特産品を取り揃えた物産館などもあり人気のスポットです。
それぞれの温泉郷を大分川と共に走りながら、美術館や寺院、数々の滝の名所を巡りながらのドライブを楽しみましょう。
黒川温泉
アクセス 主に利用される周辺のIC
・日田IC【大分道】
・九重IC【大分道】
・益城熊本空港IC【九州道】見所ポイント ・黒川温泉一旅館
・7つの泉質
・雄大な阿蘇駐車場 ・黒川温泉新駐車場(150台)
・第1駐車場(29台)
・旅館組合事務所(48台)
など周辺道路情報 繁忙期は温泉街を中心に渋滞、駐車場満車の場合有り 九州北部中央の山間に佇む、かつての秘湯「黒川温泉」は、三十軒の旅館が集まる温泉郷です。黒川温泉郷では、旅館一つひとつを「離れ部屋」、旅館を繋ぐ小径を「渡り廊下」、全ての旅館と里山の風景を合わせて「一つの旅館」とし、「黒川温泉一旅館」と呼んでいます。28ヵ所の露天風呂のうちどれか3ヵ所を巡ることのできる「露天風呂手形」は黒川名物です。
そんな美しい自然と人とのつながりを感じられる黒川温泉には、たくさんの魅力があります。それぞれの旅館で楽しめる、7つもの泉質、阿蘇の清らかな水で作られた豆腐料理、風情ある小径の自然と食べ歩き、阿蘇山を見渡せる平野台展望台や四季折々の姿が美しい鍋ヶ滝。落ち着いた里山の中の黒川温泉郷をじっくりと五感で味わいましょう。
阿蘇の自然を満喫できる国道442号線
大分県大分市から、福岡県大川市までを繋ぐ九州横断国道の一つで、大分県、熊本県、福岡県の三県を横断する全長約160kmの国道です。ここでは九重連山の南麓を通過し、沿線には黒川温泉はもちろん雄大な阿蘇の自然を満喫できる数々の観光スポットが点在します。やまなみハイウェイの多目的レスト「瀬の本レストハウス」や、広大な自然を一望できる開放感たっぷりのあざみ台展望所、ゴールデンミルクを味わえるガンジー牧場など。また九州最大のフラワーパークである「くじゅう花公園」では、チューリップ、ラベンダー、コスモスなど年間500種類500万本が咲く花畑の絶景が楽しめます。
【温泉に行く前に確認したい】長距離運転で疲れないコツ
長距離運転で疲れないコツ |
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・事前準備をしっかり行う ・定期的に休憩をとる ・運転時の姿勢に注意する ・自分のペースで走行する |
長距離運転の際には上記4つを意識しましょう。「事前準備」「運転時の姿勢」「定期的な休憩」「自分のペースで走行」を意識することで無理のないドライブを行えます。
特に重要なのは事前準備です。目的地までのルートや距離、時間を把握し計画的なドライブを心がけましょう。事前準備ではドライブに必要な情報がつまったATISの交通情報アプリをぜひご利用ください。
プロドライバーにも愛用されるATISの交通情報をスマホから簡単に検索いただけます。
全国の温泉へドライブ!おでかけ前の交通情報リサーチも忘れずに
全国には、魅力的な温泉やスポットがまだまだ溢れています。行ったことのない地域や知らなかった魅力に出会うためには、事前の準備が不可欠です。
しかし温泉に向かう際、事前準備なしで長距離運転となってしまうと、せっかくのドライブも存分に楽しめず、危険を伴うものにもなりかねません。必須情報である目的地までのルートや料金、付近の情報、サービスエリアなど、それぞれの項目をまとめて知ることができると安心です。
ATISでは、交通情報や高速道路の料金、ルート、サービスエリアの場所まで様々な交通情報を確認できるアプリを提供しています。週末に温泉地への旅行を考えている方は、ぜひ一度ご活用ください。